2016春天塩


あ、約1か月ぶりですね。クマ研2年目のENDです。



ついこの間春天塩調査が終了したと思ったら、いつの間にかヒグマ亭も終了していました。嗚呼、時の流れの早きことよ。



というわけで今更申し訳ないのですが、今年のGWに行われた春天塩調査について報告させていただきます。しばし、お付き合いを。










今回の調査テーマはヒグマのエゾシカ利用が年によってどう異なるか?というものでした。最近では天塩演習林でもヒグマがエゾシカを食べていることが確認されるようになり、今年の調査でもエゾシカの毛が混入したヒグマの糞が発見されました!ごっつぁんでぇす!



また今回の調査は、例年以上にヒグマとの距離が近い調査でもありました。初日に滞在場所のすぐ近くで親子グマを目視し(報告を受けた時は本当に怖かったです…)、翌日から始まった踏査でも、新旧数時間以内の痕跡が発見されたり比較的新しいオス成獣の足跡が進行方向に進んでいたり…。無事故で終了でき心底ほっとしました。

皆さんも山に行って新しいヒグマの痕跡を見つけたら、迷わず引き返してくださいね!万が一何かあったらしゃれになんないですから。





最後に、春天塩調査は新歓も兼ねて行われるのですが(昨年の記事参照)、今年は6人のニューフェイスが天塩で洗礼を受けました。今年もクレイジーな個性的な面々が集まり、今後の活動でも大いに活躍してくれることでしょう。楽しんでくれたのなら、幸いです。





以上、春天塩調査報告でした。夏の調査が今から楽しみです。乞うご期待!








以下、春天塩に参加してくれた新入生の感想

3日間という短い間でしたが参加させていただきました。

春天塩はとても楽しかったです!

ほとんど人の手が入っていない自然に出会い驚きました。

笹を漕ぎ、尾根を超し、クマスプレーを誤噴射し、くたくたになったところで真新しい背擦り跡に出会ったときはとても感動し、同時のこの近辺にヒグマがいたという事実にゾクゾクしました!

また、動物の足跡や樹種を同定し、地図とコンパスだけで道なき道を進む先輩方はすごいなと憧れました。

これからも踏査等頑張っていきたいと思います。(イトウ)

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