2017 下北調査 その1


はじめまして&明けましておめでとうございます。クマ研一年目のアクアビットマンです。2018年になりましたね、もう平成最後の年ということで時間って毎年加速してるよな~と思うこの頃ですが、去年の年末に行った下北サル調査in大間での体験を書いていきたいと思います。



下北サル調査とは何か!

それは俗世間から身を離しサルとともに己の心身を鍛える修行!

もとい、青森県の大間町、佐井村、風間浦村で毎年行われている北限の野生動物管理センターさんが主催するニホンザルの生態学的な情報(群れの数や分布、個体数etc…)を収集する調査のことです。
下北半島の長期的な個体群動態を明らかにする目的で開催され、得られた結果は地元の被害対策にも利用されます。

我々北大クマ研も参加させていただいてる他、岩大クマ研をはじめとした多くのサルに興味を持った学生たちも集まる大きな調査となっています。


さて、この調査2017年の12月23日~30日の間が調査期間で自分は26日~30日に参加させていただく予定だったのですが運悪く天候が荒れてフェリーが止まってしまい1日遅れての参加となってしまいました。
足止めされたのは不運だったのですが、開通して間もない北海道新幹線に乗れたのは不幸中の幸いでした!

結局着いたのは27日の昼過ぎだったので調査に参加できたのは28からでした。

調査は2、3人が一つの隊となって行われるので他大の人と組めるのかなと思っていたのですが、北大クマ研2年生の二人と自分のチームはもはや北大クマ研でした。しかも調査内容は沢を上り、峠を越える山歩き!
これは天塩調査だなと当初は思っていたのですが、峠の上からふと見えた海がキレイで感動しました。残念ながらサルの痕跡は見れなかったのですが、北海道とはまた違った自然を感じる素晴らしいものでした。


調査が終わり宿舎に帰れば報告会と食事会(飲み会)があります。
報告会では各隊一日の調査結果を共有し合いました。
痕跡が見られた隊は足跡を追ってサルの群れを探していたのですが、サルも賢く逃げられてしまったようです、残念!

食事会では、本州の大学の方とお酒を飲みながら語り合うことができ幸せな時間を過ごせました。
このとき食べたマグロは人生で一番おいしいと思えるものでした、さすが大間!また、岩大クマ研の調査に対する真摯な姿勢を見て、わが身を振り返り、このままではいかんと冷や汗を流すこともありました。


29日には全体の調査最終日ということもあり、調査全体でまだサルを見ていない人はサル見隊に配属され、車に乗ってサルがよくあらわれる場所へ連れてってもらえ、車の中からサルの群れを運よく見ることができました。


40頭程度の群れだったのですが子ザルが遊んでいる姿なども見れ、ほっこりしました。しかし、警戒心が強いのか林の中からなかなか出てこず、こちらの様子をうかがっているようでもありました。



個人的には、沢登りでバテてしまって、もっと体力をつけないといけないなと思ったりとか反省も多いのですが。
野生動物に興味のある同じ志を持った人と会って、刺激し合えた(されただけ?)ことや、ブラキストン線を越えた大間で、サルを探して自然と奮闘したは貴重な体験だったと思います。

来年も下北半島の参加して、サルを追いかけまわしたいと思います。では、この辺で筆を置かさせていただきます。拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。


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