2019年度カモシカ調査

どうも、移行点デスマッチから抜け出せた1年目のバンバンです。2月22日、下北サル調査以来に津軽海峡を越え、
我々はイーハトーブへやって来ました!岩手いいですね。雄大にそびえる岩手山が美しかったです。
一体、何をしに来たのか?それは宮沢賢治の足跡を辿るため・・・ではなく、岩手大学の滝沢演習林でカモシカを
追うためです!



このカモシカ調査は岩大ツキノワグマ研究会(岩大クマ研)が岩手大学の滝沢演習林で長年にわたって実施してきた
調査で、カモシカの個体数変動をはじめとした生態の基礎データを蓄積する目的で行われています。
今年の参加者は約40人で、全国津々浦々から野生動物に興味を持つ多くの人が集いました。

調査は2種類の手段で行われました。1つ目は演習林内の決められた区画の中を歩き回り、カモシカの痕跡やカモ
シカそのものを見つける区画法です。もう一方は観察者と勢子に分かれて、勢子がカモシカを観察者のいる方向へ
追い出す、追い出し法です。調査中はカモシカだけではなくシカ(カモシカの痕跡と非常に似ていて、見分けるのが
難しい!)やウサギの痕跡も見られました。我々、北大クマ研が普段天塩で行う沢沿いの踏査と一味違う調査で、新
鮮でした。これは外部調査の醍醐味だと思います。

最後に忘れてはならない外部調査のもう1つの楽しみは飲み会でしょう!今回は昨年の夏季天塩調査で密かに計画
された三大学クマ研飲み(岩大、岐大、北大)がありました!また多くの大学の方々と野生動物について語り合い、
情報交換し、刺激を貰いました。(そしてたくさん呑みました。)今回の調査全体を通して得たことを活かし、北大
クマ研の研究を更にパワーアップしていきたいと思います。

報告を書いているとフィールドに出たくて、出たくて、うずうずするなぁ・・・今後の北大クマ研の活躍をどうか
ご期待ください!

コメント