JBN公開シンポジウム2018 in秋田


はじめまして。クマ研1年目のさいきょうです。
去年10月に行われたJBN(Japan Bear Network)公開シンポジウム2018in秋田に参加しました。5か月もたってしまいましたが、その報告をしたいと思います。


今回参加したのは
106日 公開シンポジウム、懇親会
107日 エクスカーション
108日 JBN学生部会「これからのクマの話をしよう」
でした。
公開シンポジウムは「人口減少社会におけるクマ大量出没」というテーマでおこなわれました。ツキノワグマが森からあふれてしまい、農業被害や人身事故が増えてきている問題があり、それに対して秋田県や島根県で行われている対策などについての発表でした。
私はツキノワグマについてほとんど知らなかったので、個体数が減ってきているようなイメージがなんとなくあったのですが、地域によっては個体数が増えすぎたり生息域を広げていたりすることを知って驚きました。
行政もクマ対策になかなか予算を割けないことや、住民の理解を得ることなどの課題があることがわかりました。

7日のエクスカーションでは、秋田市内でツキノワグマの目撃情報があった地点などをまわりました。個人的にはトンボがたくさんいたのでうれしかったです。

8日は、JBN学生部会が主催の「これからのクマの話をしよう」に参加しました。
ここでは、私たち学生だけでなくクマの専門家や一般の方々と一緒に、クマの問題についてワークショップを行いました。
1つの集落を仮定して、クマの被害の当事者やそれ以外の住人、行政など様々な立場からクマの問題を考え、話し合いました。話し合いの中で、普段クマとはかかわりのない方たちがクマについてどう思っているのかがわかり、興味深かったです。全ての人に関わる問題として、クマのことを様々な立場の人と考えていくことはとても大事だと思いました。

報告は以上です。これからも様々なシンポジウムなどに参加していきたいと思います。

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