2023 夏天塩調査

 

2023 夏天塩調査

はじめまして!今年から新しくクマ研の広報を担当させていただくことになったクマ研一年目のカエルです。前任者の怠慢によりブログ更新が滞っていたのですが、担当者交代に伴い自分で書いたブログを自分で更新することになってしまいました😭(原稿自体は2か月前に書いていました)。今後は精力的にブログ更新も進めていくつもりなのでよろしくお願いします。



コロナ禍の影響で調査に関するブログ更新を停止していましたが、今年の調査から再開することになりました。その一発目を任せていただいたので少し緊張しながらブログを書いています。

天塩研究林の看板

 

だいぶ遅くなりましたが、今回は北海道大学天塩研究林で8月の後半に15日間行われた夏天塩調査についてお話ししようと思います。夏天塩調査では地図とコンパスを持って決められたルートを歩きヒグマの痕跡を探します。ルートには長い林道や泥まみれの沢などいろいろものがあり、中には大量のダニがいるルートもありました。

調査の後、体や服についたダニを除去

ひたすら笹を漕いだり泥の中を歩いたりするのはとても疲れましたが、景色の良いルートや滝のあるルートを歩いたときはそれまでの疲れが吹き飛ぶほど気持ちがよかったです。肝心のヒグマの痕跡も何個か見つけることができたので大満足です。

ルートの最後にある滝

時間に余裕があったので滝つぼで泳いで遊びました

 調査中にはクマの痕跡以外にもたくさんの生き物を見ることができました。僕はクマよりも両生類が好きなのでエゾサンショウウオの幼生を見れたのがとてもうれしかったです。林道にある水たまりでかわいい姿を見せてくれました。

エゾサンショウウオの幼生

このほかにも牧草地にエゾシカの群れがいたり、夜になると大量のキタキツネとエゾタヌキが道路に出てきたりと、動物好きな僕にとってはとても刺激的でした。

 調査期間中に僕が一番楽しみにしていたのはご飯です。調査期間中はみんなでご飯を作ります。朝と夜は普通のご飯なのですが、昼はビニール袋に米と具を詰めた弁当(通称ビニ弁)を調査にもっていき、調査が終わった後に食べます。ビニ弁は見た目は決して良くありませんが、朝早くから何時間も歩いた後に食べるご飯は普段とは比べ物にならないくらいおいしく感じました。今回の調査で同期の作ったご飯がとてもおいしかったのでこれからの調査に向けてもっと料理の練習をしたいです。


麻婆豆腐と野菜炒め
麻婆豆腐は僕が作りました

10日間も調査に参加して天塩の魅力をたくさん感じることができました。帰ってきてからも不意に天塩が恋しくなって戻りたくなる時があります。というわけで来年はたくさん調査に行ってたくさん天塩に行こうと思います。

 

今後のブログ更新もお楽しみに!

コメント