北大クマ研2年目のイヤシサです。今回は、石狩西部冬眠穴調査を紹介します。3月から4月にかけて毎日調査を実施しました。踏査ルート付近のBP(クマの足跡)を探し、それを逆トラッキング(足跡の進行方向と逆方向へ辿ること)することでクマの冬眠穴を見つけることが主な目的です。
雪山でヒグマの足跡を辿ると聞くと、危険な印象を持たれるかもしれませんが、事前に数々の勉強会を行うなどの対策を講じる事で今年も無事に調査を終えることができました。しかし惜しくも冬眠穴を発見することはできず、更なる調査の継続が必要だと感じました。一方、足跡や糞などの痕跡を数多く発見し、ヒグマの生態をより知るための手がかりを得ることができました。冬眠穴調査は少々体力を要しますが、白銀色に染まった山々の静寂に没入し、厳かな自然の美しさを享受することができるという醍醐味を有しています。
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調査の様子 |
さらに、調査が終わった後の昼食は雪山での寒さと疲れを癒してくれる格別のひとときとなっており、皆の楽しみの一つといえます。
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昼ごはんを食べている様子 |
実のところ、最初の数回は調査に行くのが億劫でしたが次第にこの調査の良さに気づき楽しいと感じるようになってきました。ぜひ、来年も楽しんで調査を行いたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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