2024 冬眠穴調査


皆さん初めまして、北大クマ研2年目の毛皮です。

 

今回紹介するのは石狩西部冬眠穴調査です。

 

冬眠穴調査は3月中旬から3月末までの16回行いました。

踏査ルート付近のBP(クマの足跡)を探し、それを逆トラッキング(足跡の進行方向と逆方向へ辿ること)することでクマの冬眠穴を見つけることが主な目的です。

今年は例年に比べ、足跡をあまり発見出来なかったことが悔やまれますが、クマとの遭遇もなく、雪崩にも巻き込まれず例年通り全員無事に生還出来た事は喜ばしいことだと思います。

逆トラッキングをするクマ研人
            

 他の踏査と同様に、自然の景色は感慨深いものが多々あります。肌寒く、道のりの険しい雪道を歩いた先には、目を見張るような美しい景色が広がっていました。クマの調査が主目的なのはもちろんですが、街中では見られない絶景を楽しむのもフィールドワークの醍醐味ですね。

 


 


 

クマ研では冬眠穴調査前に、雪山勉強会や冬芽勉強会をやるのが恒例となっています。

冬山勉強会では主に低体温症や雪崩への対策など、冬の踏査を行う上で必要となる知識を学びます。冬芽勉強会では踏査中に見かける植物の種判別の方法を学びます。


クイズ この植物の名称は何でしょうか?                                                                            ヒントは幹の写真です。(上下の写真2枚とも同じ種類の植物)                  

    答えは一番下にあります!





冬眠穴調査では北海道ならではの冬景色を楽しんだり、ヒグマの活動の跡を見れたり、

木登りしたり、ササ茶を煮出したり、雪山を滑ったり出来ます。このブログをご覧になっている北大生の方々、貴方もクマ研の調査に参加してみませんか?我々北大クマ研は調査員を絶賛募集中です。ご興味ある方は是非ご連絡ください。






クイズの答え:ハンノキ

 

参考文献:北海道 ハンノキ 冬芽 - 検索 画像 (bing.com)

                 

 

 

                                                          

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