2025 まんまるゼミ

 こんにちは、クマ研1年目のオギコです。今回は112324日の二日にわたって行われたまんまるゼミについて紹介します。まんまるゼミは、北海道の野生生物に関係する活動を行うサークルが一堂に会し、各々のサークル紹介や研究発表を行う伝統あるイベントです。今回は、帯広畜産大学から3つ、酪農学園大学から3つ、北海道大学から2つの計8つのサークルが参加しました。また、今回は我ら北大ヒグマ研究グループが主催となり、札幌の滝野自然学園で開催されました。

 23日の朝10時にハイエースに乗り込んだクマ研人は、受付時間を過ぎながら自然学園に到着しました。各々が続々と到着する参加者を案内しながら、定刻通りに各サークルの発表が始まりました。北大狩猟同好会カリブの発表から始まり、普段我々が通っている学内で実際に動物の捕獲、解体が行われていることに驚きました。続いて酪農大の狩り部、ルウェの研究発表が行われ、様々な視点からの活動内容を知ることができました。畜大の蟲研究会、えぞほね団の発表からは、他では見られないような独創的な活動発表を聞くことができ、強い興味を抱きました。そのままヤクザル調査団、ゼニ研、やけんの発表に続き、その大規模な研究内容に驚きました。北大クマ研の発表は、最後に一番時間をかけて行われました。カメラトラップによる実際のクマの映像や大雪山調査の写真に多くの反応をいただき、クマ研の活動を幅広く伝えることができたと感じました。


 全ての団体の発表が終わった後は、後のエクスカーションの班に分かれて、夕食を兼ねた交流会が開かれました。ピザや酒を囲みながら、各団体の日常や経験を語り合う体験からは、新たな発見がたくさんあってとても楽しかったです。時間がたつにつれて酒の入った人々の声が大きくなっていくのが気になりましたが、席を入れ替えたり同期で集まったりと、様々な団体の人々と交流を深めることができました。


 翌日、朝ご飯を食べ、全員で協力して片づけを終えた後、北大狩猟同好会カリブによるエクスカーションが行われました。実際に北大内で実施されているアライグマ捕獲の罠の設置を体験し、その工夫や活動の様子について学ぶことができました。餌としてキャラメルコーンを使うなど、様々な驚きが感じられる体験でした。



 あっという間に二日間が過ぎ、解散の時間となりました。最後まで談笑したり雪合戦をしたりと交流を深め、次のまんまるゼミへの思いをはせました。この交流からは様々な経験や知識を得ることができ、自分たちのこれからの活動に生かしていける体験を多くすることができました。次回のまんまるゼミでもさらに交流を深めて、サークル間のつながりを強く保っていきたいと思います。

ここまでのご精読、ありがとうございました。次の更新もお楽しみに。

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