JBN総会(1日目)

JBNシンポジウム&総会

12/6,7に開催されたJBN(Japan Bear Network)の総会とシンポジウム参加の報告です!



JBNとは研究者や行政でクマに携わる人のみならず、クマに関心を寄せるすべての人々がネットワークを作り人とクマの共存を目指す、団体です。(ヒグマの会のようなイメージで良いと思います。


クマ研からの参加者は3年目のUNKと1年目のFRGの2名でした。



初日は、公開シンポジウム「北陸に暮らすクマたちのブナ事情」に参加しました。シンポジウムの内容は、ブナやミズナラなどのツキノワグマにとっての秋季の重要な採食資源である、堅果類(いわゆるドングリ)の豊凶がクマに与える影響について、それぞれのアプローチから得られた結果の発表でした。立山カルデラ博物館の後藤さんの発表が興味深かったので少し紹介します。




9月中旬に、クマにビデオカメラ付の首輪を装着してクマの口元を撮影することで、何をどのようにどれくらい食べているかを記録するという研究事例の紹介でした。使用機材はヘルメット型カメラとしてお馴染みのGo-Proを首輪式に改良したカメラでした。奇抜なアイデアだなーと思います。で、結果として得られた映像9時間43分の内訳は、ほとんどブナ採食か眠るかの2択だったらしいです。さらには時々顔を上げて周囲のにおいを嗅ぐ。大雪のヒグマと一緒じゃん!なんてツッコミ入れたくなります。やっぱり種や環境は違えどクマはクマなんだな。



シンポジウムの後は学生交流会みたいなイベントで、各団体のクマとのニアミス事例を紹介しあってそれぞれの対応について話し合いました。同じような失態を犯している点は、やっぱり種や環境は違えどクマ屋はクマ屋なんだな。






夜の部は、日本海の新鮮な海の幸を堪能しました。日本海の海の幸は活きが良すぎてお腹の中から飛び出してきました。そして海の幸たちは便座へと吸い込まれてしまいました(泣)今まで名前しか存じ上げなかった人と交流できてとても良かったです。(UNK)


二日目へつづく!!



 

コメント