2015年 春天塩


みなさん初めまして、クマ研2年目のヤマケイです。


久しぶりの更新になりますが、今回は426日から55日にかけて行われた春天塩調査について書きます。









北大ヒグマ研究グループでは、毎年GW中と夏休みに、道北の北大天塩演習林で調査をしています。(天塩演習林の概要についてはページ上部の「Fields」を参照してください)


今回の調査では、ヒグマの痕跡とともにエゾシカの痕跡を記録し、ヒグマのエゾシカ捕食をテーマとして行われました。


春天塩調査の特徴としては、フィールド上に雪が残っているため、夏に比べて非常に歩きやすいということが挙げられます。僕は去年の春天塩調査に参加することができず、歩きにくい夏の天塩しか知らなかったので、楽に歩けることを期待していました。





しかし、今年は北海道が全体的に暖かかったため、初日の時点で大部分の雪が解けていました。上流はさほど問題ありませんでしたが、下流では夏と大差ないほどササが茂っており、地図読みも苦労しました。


また、春天塩調査は新1年生の歓迎という要素の強い調査でもあります。(天塩でヒグマの痕跡がほとんど出なかった時期には「新歓天塩」という名称が主に使われていたようです)今年は10名の1年生が参加してくれました。1回目の調査で車の中からヒグマを目視することができた幸運な人もいました。
 


春天塩調査・夏天塩調査はともに、クマ研以外の人でも参加することができます。今年の夏調査に参加したい場合は、7月までに連絡すれば参加できるかと思います。




それでは、また。


 

以下春天塩に参加してくれた1年生の感想 



春天塩後半から参加しましたが、とっても楽しかったです!
初踏査でドキドキでしたが、先輩方は親切だし知識も豊富だしすごく充実したものでした。
ヒグマのこと、山のこと、もっと知りたくなりました。
次の夏が楽しみです!(テニプリ)




活動写真を載せたGalleryは随時更新する予定です。(D順)

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