2018 秋天塩調査

2018年 秋天塩調査


どうもこんにちは!クマ研1年目のカサイです。

今回は昨年の9月下旬〜11月頭に行われた秋天塩調査についてお話しします。



秋天塩は毎週末に天塩に行って行う調査です。金曜の夜に札幌を出発して天塩に向かい、土日に踏査をして日曜の午後に帰ります。

踏査では、林道を歩いてヒグマの痕跡の記録や糞の回収を行い、また予め調査木として設定したミズナラ・ヤマブドウ・サルナシ・ナナカマドの結実数を数えて豊凶調査を行いました。

秋天塩は林道踏査なので、笹やぶの中に突入しなくていいのが個人的に好きですね。足を取られて動けなくなって前を歩く先輩がどこにいるか分からなくなり絶望する.....という印象しか抱けていない藪漕ぎですが、いつか楽しいと感じられる日は来るのでしょうか。

林道を歩いていると、開けた高台から景色を一望できる絶景スポットがあったりヤマブドウやウルシが真っ赤に紅葉していたりしてとても綺麗でした。
今年はミズナラやナナカマドなどの果実が全体的に少なかったようです。
ヤマブドウ食べましたが酸っぱかったです。サルナシは私は今回残念ながら食べられず...「ひたすらにキウイ」(by今回食べた1年目) で甘くて美味しいらしいですね。来年に期待。
            
天塩の紅葉(まるで京都!)

クマの話を全然していなかったので少し話してから終わります。
秋はヒグマによる畑のデントコーン(家畜用のトウモロコシ)の食害が多く、コーン100%の黄色い糞が大量に見つかります。

猟師の方によるヒグマの駆除も行われているのですが、私が参加した週ではなんと仕留めた直後のクマを見せてもらうことが出来ました!

死体とはいえ野生のヒグマを間近で見るのは初めてだったので、とても興奮しました。
さらにその週はクマの肉をお裾分けして頂きました。クマカレーやクマ弁となり美味しく頂きました。牛肉みたいですがどの肉とも違う風味で美味しかったです。感謝感激です。

秋は景色も綺麗でご飯も美味しいキラキラ天塩でした。
来年は先輩として頑張ります。それでは〜

締めは天塩の雲海で!(新日本三景?)


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