サイエンステーリングとヒグマ知り隊


みなさん、ご無沙汰してます。クマ研3年目のです。

12月中旬まで雪がほとんどなく、ここは、本当に北海道なのかと疑うほどでしたが、最近は安定の寒さですね笑
さて、この度は112日に行ったサイエンステーリングと113日に行ったヒグマ知り隊について報告します。


サイエンステーリングとは、一つの科学テーマについて複数の連携教育機関(札幌市近郊の博物館、図書館、動物園、水族館、科学館)を巡りながら学ぶシステムで、今回は札幌市青少年科学館で今回は3年目の私と、2年目1人、1年目2人の計4人で小中学生にヒグマの生態やヒグマとのつきあい方について、講義しました。

講義は主にパワーポイントのスライドを使って行い、適宜トランクキットやクマ研の糞サンプルを使いました。上手く話せなかった部分はありましたが、北大博物館の方や科学館の方のご協力もあって、無事終えることをできました。講義が終わった後、その方々とお話しする機会があり、講義の仕方などを教えていただきました。本当にお世話になりました、ありがとうございました。

ほっとしたのもつかの間、私と2年目の人は、その次の日に行なわれるヒグマ知り隊に向かうべく、その日の午後3時頃天塩へとすっ飛んでいきました。

ここからはヒグマ知り隊について書いていきます。

ヒグマ知り隊とは、クマ研が毎年調査している天塩研究林の所在地である問寒別の方や、近隣の市町村の方々をお招きしてヒグマの生態やクマ研の活動紹介、ヒグマとのつきあい方などについて講義するというものです。

研究林の庁舎の一室をお借りして毛皮や糞サンプル、クマ研の活動を内外に報告するヒグマ通信※1などを展示しました。当日の講義は、先ほど述べた2人に4年目を2人加え、4人で行いましたが、この4人以外にも、資料の作成や意見提供などで多くのクマ研人が関わってきました。
※1:クマ研が年に一度1年の調査の結果をまとめて発刊する雑誌。販売可。

みんな忙しく、前日も夜遅くまで打ち合わせをするなど発表当日までぎりぎりの調整を行ってきました。各自で様々反省や修正点はありましたが、天塩研究林の方々をはじめ、さまざまな方に協力をいただきながら、無事やり遂げることができました。

このサイエンステーリング、ヒグマ知り隊。二つの教育イベントを2日間弾丸で行った、僕の感想です。

僕自身あまり、人前で話すのが得意ではないので、打ち合わせや練習はしましたが、やはり前日まで不安はありました。しかし、いざ本番になると、あまり緊張はしなかったです。そして何よりも途中のおさわりタイムでいろんな方に対して話せたことが楽しかったです。特に、僕は糞サンプルの説明を行っていましたが、皆さん興味津々で聴いてくれたのでやりがいを感じました。話す早さ、スムーズさ、聴衆のひきつけなどのいわゆる喋る能力に関してはいろんな機会で場数を踏むべきだと思いました。

                 ↓当日のヒグマ知り隊のようす
ヒグマの毛皮



                   ヒグマの頭骨やその他もろもろ

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