はじめまして、クマ研1年目の姑と申します。
今回は、夏天塩調査について紹介します。
今年の夏天塩調査は、8月14日から8月28日までの二週間で行われました。夏天塩調査は、クマ研の行っている天塩調査の中で最も長い期間、連続して行われる調査です。
今回の夏天塩調査では、毎年行っている、ヒグマの痕跡を発見することによる長期モニタリング調査のほかに、人工的に作成したヒグマの足跡の経過観察やGPSの導入など、様々な新しい試みが行われました。
今回、私は夏天塩調査に8日間参加し、合計5回、踏査に参加することができました。今回の調査は、私の人生で二度目の天塩でしたが、以前参加した5月のカメラトラップ調査では、林道のみを歩いたので、沢を歩くのは人生初の体験でした。慣れていない沢をほぼ毎日歩いたために、夏天塩調査の間は慢性的に疲れが身体に残っているような状態でした。しかし、同時に、山を歩くことの楽しさを感じられました。また、経験豊富な先輩方とたくさん歩くことができ、山を歩いたり樹木を同定したりする能力も養われました。
踏査中には、ヒグマがフキやミズバショウを食べた跡や、ヒグマの糞など見つけることができました。特にヒグマの食痕を見るのは初めてだったので、今回見つけたときには、とても興奮しました。ヒグマの痕跡以外にも様々な動物を見つけることができ、特に、川の上流付近でサケマス類を沢の中に見つけた時はかなり興奮しました。
雨で踏査ができないときには、稚内まで遊びに行ったり、温泉に行き踏査の疲れを癒したりして、踏査とはまた違った楽しさを感じることができました。私はポケモンが好きなので、稚内駅にあるポケふた (ポケモンが描かれたマンホール) を見られたときには自然と笑顔がこぼれました。
人生二度目の天塩での調査でしたが、クマ研人としてかなり成長することができ、とても有意義でした。今後も、行くたびに新しいことが発見できる天塩に何度も足を運び、自分を成長させていきたいです
今後の更新もお楽しみに!
天塩研究林という素晴らしい調査地で、ヒグマの調査ができ感無量なり
返信削除夏の終わり、そよ風の愛撫…