2024 下北サル調査

皆様半年ぶりです。北大ヒグマ研究グループの一年目のアカキノコです。

今回は北大クマ研主催の調査ではないですが、下北半島のニホンザル調査について紹介していきます。

 下北半島のニホンザル調査は毎年12月後半に行われる調査です。この調査では、国の天然記念物に指定されている「北限のサル」の長期的な個体群動態について調べています。調査は、テレメトリ法を用いて行われました。テレメトリ法とは、動物に発信機をつけ、アンテナを持ち、動物を追跡する調査方法です。下北半島の中の大間町、風間浦村、佐井村の3か所で調査が行われています

 今回私は、前半3日間は大間、最終日のみ佐井で調査に参加してきました。

大間では、野生動物の保護を仕事にしている方々と一緒に調査しました。21組で軽トラに乗り、林道の奥まで入って車についたアンテナを用いてサルの群れを追い、反応があった場合には車から降りてアンテナを持って歩く、という形で調査を行いました。一部の隊はアンテナを持って沢の中を歩くのがメインだったそうです。サルの痕跡も同時に探し、3日間にわたって多数の足跡を発見することができました。

大量のニホンザルの足跡

また、2日目には足跡だけではなく鳴き声も聞こえました。その鳴き声の方向に山へ入っていくと、尾根を越えようとしているニホンザルのお尻を拝むことができ、嬉しかったです。さらに、山中ではニホンザルだけでなく、他の動物の足跡や多くの種類の木やコケ、キノコなども見ることができ、とても楽しかったです。

ハナビラダクリオキン

 調査が終わった後の空き時間には、軽トラに乗せていただき、大間の街を観光しました。有名な大間港や、本州最北端の碑、大間のブランド牛を育てている牧場などを見ることができました。


一日の終わりにはほかの大学から来た学生の方々と協力して、夕飯と翌日の朝食、昼食のおにぎりを作りました。食費が人数に対してかなり潤沢にあったため、おにぎりは毎食筋子や鮭の切り身、夕飯にはバターやチーズをたっぷり入れたシチューやタラ鍋を食べました。また、一緒に調査をした方々の差し入れにより、おいしい漬物や野菜、大間調査の最終日には大間のマグロの刺身と焼き肉を食べることができ、とてもおいしい思いをすることができました。

大間最終日の夕飯

 下北調査の最終日は、朝に佐井村に移動し、到着しだい調査を開始しました。佐井での調査は、基本歩きの調査で私たちの隊はテレメトリ用のアンテナ等は持たず、決められたルートを歩いてきました。途中、降りる沢を間違える等あったものの無事に調査を終えることができました。佐井でも最終日にはマグロの刺身や鳥のスープなど、豪華な夕飯を食べることができ、満足しました。

 四日間にわたる下北半島でのサル調査は、とても充実した楽しい時間でした。佐井での調査も貴重な経験でしたが、やはり大間での調査が一番ワクワクしました。サルの足跡を見つけたり、鳴き声を追跡して山の中に入ったり、そして実際に姿を確認できたりした瞬間は特に印象的でした。北海道とは違う青森の大自然の中での調査は発見の連続で、改めて自然に触れて過ごす楽しさを実感しました。来年もこの調査に参加したいと思いました。

 読んでいただきありがとうございました。今後の更新もお楽しみに! 




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