初めまして一年目の背脂お兄さんと申します。今回は、秋天塩調査について紹介します。秋天塩は9月〜11月初旬まで行われる調査で、私は10月第三週から最終週である11月第一週までの後半三週間に入りました。
この調査はクマ研の天塩通年調査の締めくくりとなる調査で、普段の痕跡調査とサルナシやナナカマドなどヒグマの食物となる果実の豊凶調査を主として行っています。今年は新たにサケマスのホッチャレ資源量調査やDNA分析調査など新しく調査が増え、盛りだくさんの調査となりました。
秋ということで紅葉見れるかなーとか思いながら天塩に向かったのですが、札幌とは比べ物にならないほど紅葉が進んでおり、特にカラマツの防風林が金色に色づいていて非常に綺麗でした。
調査では前回参加したカメラトラップ調査などを通じて天塩によく生えている木については大体同定できるようになっていましたが、ほとんど落葉してしまっているものが多く冬芽と樹皮でしか同定することができないため調査記録を書くのに結構苦労しました。次の調査までに冬芽も覚えておきたいですね。
豊凶調査ではサルナシやヤマブドウ、ナナカマドの木になっている実の数を全てカウントするということを行いました。特にナナカマドが重なって結実しているため数えるのがとんでもなく大変でした。今でも町中にナナカマドを見ると軽くうんざりしてしまいます笑。踏査中の林道には多くのサルナシやヤマブドウがなっており秋の恵みを感じられました。
また今年はサケマスのホッチャレ資源量調査も実施されており、たくさんのシロザケの遡上を確認することができました。
北海道に来てから、ずっとやりたかったことの一つがサケの遡上と産卵を見ることだったので念願が叶ってとっても嬉しかったです!それが毎週のように見られるのは、本当にこの上ない幸せでした。
踏査終わりには道の駅えんべつ富士見にてジャンボソフトクリームを食べました。この日は期間限定の抹茶味を食べました。このアイスとっても美味しいのですが、なんと顔ぐらいの大きさがあり食べ終わる頃には頭キンキンになります。この時期のアイスは非常に応えますね笑。この後の温泉が最高だったことは言うまでもないです。
注)彼は190cmです |
このブログを書いている今もだんだん天塩が恋しくなってきていますが来年の春天塩でも2年目として恥じない踏査ができるよう頑張っていきたいです。
次の更新をお楽しみに!
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