お久しぶりです。クマ研1年目の姑です。今回私は3月3日~4日に帯広畜産大学で開催された、ヒグマワークショップに参加しました。
ヒグマワークショップは、ヒグマに関する研究をしている学生・研究者が一堂に会し、交流を深めることや若手の育成を目的に、毎年開催されています。
我々クマ研からも6名が参加しました。
1日目は学生発表の部でした。クマ研はヒグマワークショップのトップバッターを務めさせていただきました。発表者の皆様が様々なテーマで卒論・修論・博論の研究をされており、一口にヒグマと言っても様々なアプローチの方法があることを実感しました。
1日目最後には、ヒグマ研究の第一人者であり、我々の大先輩である、間野勉さんからの記念講演を拝聴しました。時代が移り変わっても変わることのない、クマ研の芯を垣間見ることができたように感じます。
![]() |
発表するクマ研人 |
学生発表が終了したのち、近くの飲食店で懇親会が行われました。普段なかなか話す機会のないヒグマに関わる方々とじっくりと語ることができ、多くの刺激を受けることができました。また、私が担当する2025年度の調査のヒントを、ヒグマ研究の最前線にいる方々からいただくことができました。
2日目は研究者発表の部でした。なじみのない分野で理解に苦しんだ時もありましたが、それは自分が今までに考えもしなかった分野がヒグマと結びついた瞬間でもありました。
研究者発表ののち、ヒグマ管理について考えるグループワークが行われました。専門家も学生も分け隔てなく、自由に疑問点や意見を出し合い、ヒグマの管理の問題点や今後について語り合いました。1時間ほど議論の時間はあったはずなのですが、気がついた時には終了の時間となっていました。
最後にグループワークで出た意見を班ごとに発表しました。「ヒグマの管理」という一見狭い題目を班ごとに特有の視点で捉えており、私の参加した班で出ることのなかった意見を聞くことで、新たな視点を獲得することができました。
各班の発表後、佐藤喜和先生の閉会の挨拶で2日間にわたるヒグマワークショップは幕を閉じ、ヒグマ研究の大先輩方との別れを惜しみながら帰路につきました。このワークショップを通じて、ヒグマとの関わり方や管理方法について深く考えることができ、クマ研人として成長できたと感じます。
ヒグマワークショップを主催してくださった、冨安洵平先生、長沼知子先生、下鶴倫人先生、伊藤哲治先生、白根ゆりさん、伊藤泰幹さんをはじめ、ヒグマワークショップに関わっているすべての方に感謝申し上げます。楽しいひと時をありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!
コメント
コメントを投稿